ひろしまプレミアムレストラン「食彩の饗宴」
東洋と西洋の融合
スペイン料理L'Ermita(レルミタ)さんと料理ペアリングコラボさせていただきました。
数回に渡りブログでもお知らせしていた企画ですが、
先週の6(水)7(木)の二日間開催し、無事に終了致しました。
ご参加いただきました皆様、企画をしていただいたひろしまプレミアムレストラン実行委員会の皆様、そして、MASUKIとのコラボを快く引き受けてくださったレルミタさん、本当にありがとうございました。
お話しをいただいてからの約2ヵ月間、打ち合わせ・試作を重ね色んな事が起こりましたが、
反省点も多々ある中、思い返せば楽しかった。本当にMASUKIにとって貴重な体験となりました。
記録として残しておく為にも、今回のコラボの内容をブログで全公開したいと思います。
料理は10品。
ドリンク9種類。
1品目
【雲丹とアーティチョークのパートフィロの春巻】
パートフィロは通常の春巻の皮よりも薄く軽い触感が楽しめます。
ソースは、バジル×オイスターソース×自家製XO醤の組み合わせ。
中華で、海老のバジルとオイスターソース炒めという料理があり、
そこからヒントにソースを開発。
と言っても、実は試作の時に思い付きで干しエビでやろうと考えていた所、
その時干しエビがなかった為、XO醤に干しエビ入ってるし・・・とやってみた偶然の産物。
2品目
【イサキのマリネと豆富とケッパームース】
前菜にふさわしいさっぱり感もあり、なめらかなお豆富のムースとのマッチング。
お豆富は、MASUKIの麻婆豆富で使わせていただいていた、
島根県にある【豆腐工房白うさぎ】さんのお豆富を使用。
ペアリングドリンク
【アンリ・ジロー オーマージュ】
コクと酸味のバランスの良いシャンパン。
前菜二品通して飲んでいただきました。
お豆富のクリーミーさとマッチするよう、クリーミーな泡のシャンパンを選択。
【フォアグラと豆豉包子 芽菜添え】
フォアグラの濃厚な香りと豆豉の芳醇なコクがバランスよく仕上がりました。
包子生地も具材に合わせ柔らかさと甘さを何度も試作して調節。
添え物の芽菜(ヤーツァイ)でお口直し。
合わせたのは紹興酒の『善醸仕込み』。
紹興酒を造る際の仕込み水の一部に紹興酒を使用した善醸製法。
甘い口当たりと濃醇な味わいが特徴のお酒です。
不思議なまでにマリアージュ。
【吉浜干鮑 牛テールスープ】
最高級の国産吉浜干し鮑と牛テールスープ。
添えてあるのはフルーツ蕪。そのまま食べても甘くて美味しい蕪です。
噛めば噛むほどに味わいが出てくる干し鮑と牛テールのスープ。そこに入る干し鮑のうま味。
スープの出汁には金華ハムも使われています。
個人的にも忘れられない1皿。
合わせたドリンクは、チャレロという品種100%のカンクレド 白ワインです。
単体でも飲み応えのあるワインですが、主張しすぎず料理にうまく寄り添ってくれる1本。
5品目
【毛ガニの焼きリゾット】
スペインで言うとリゾットではなく、❝ アロス メロッソ ❞
アロスはお米
メロッソはお米の柔らかさを示すものだそうです。
このアロスメロッソを分厚い鉄板で焼いたものですが、ねっとり感と香ばしさと
仄かな磯の香りを携えた優しい甘みの毛ガニが良いコンビネーション。
こちらには、ガルナッチャ、テンプラニ―リョを使ったロゼを。
このロゼ、単体で飲んでもとても美味しい!
プロヴァンスのロゼのような薄いピンク色ですが、
とてもしっかりとしていてまた飲み応えもある。けど重たくない。
お客様からもとても評判の1本でした。
毛ガニとの相性も良かったように思います。
と、ここまでで5品で前半戦終了!
折り返しの後半戦はまた次回のブログで☆
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中国料理MASUKI(マスキ)
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